アルカリ剤について

ナチュラルクリーニングというものが流行りだし、数々の書籍や情報が入手できるこの頃です。そこにある情報や方法は、昔の人に言わせれば取りたてて新しい事ではなく、合成洗剤が普及するほんの数十年前には、どの家庭でも実践されてきたものです。

炭を熱源にしていた時代は、たくさんの灰がでたので、それを洗濯などに使っていたそうです。そう、炭=アルカリです。今は灰に変わり、石けんはじめ重曹やアルカリウオッシュが主流です。一般的には重曹がよく知られているのですが、私は重曹よりもアルカリ度が高く、低価格で水に溶けやすい「アルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)」を愛用しお勧めしています。これ1つで家中の掃除、洗濯、入用剤にも使え、使い心地も価格も魅力的な「逸品」なのです。重曹のように研磨作用はないので、傷をつけることもありません。

重曹とアルカリウォッシュの違いは、まず価格。重曹の方が幾分お高いようです。そして重曹の方がアルカリ度が低いので、汚れ落ちは穏やか。悪く言うと汚れ落ちが悪いです。つまり、日々の洗濯などに使うには、低価格で汚れ落ちの良いアルカリウォッシュがいいかな、と思います。台所のシンクを磨いたり、靴箱のにおい消しなどには重曹がオススメ。使う用途によって同じアルカリ剤でも使い分けたらいいかと思います。

ちなみに我が家の重曹はエコキッズという食品にもなるもの。工業用重曹よりはお高いですが、台所に常備して、流しを磨くのにも、煮豆やお菓子の膨らし粉としても併用しています。

アルカリウォッシュ、重曹が流行でご存じない方もいるかもしれません。これは実は昔々から存在する天然の洗浄剤。その発見はある種のドラマ性すら感じてしまいます。

太古の昔、乾いた湖の底から炭酸ガスが発生し、大地から流れ込んだナトリウム塩と反応して、400万年の時を経てトロナ鉱石が出来ました。これを純粋な手法で精製されたものが「セスキ炭酸ソーダ(商品名アルカリウォッシュ)」と言われるものです。長い年月が育んだ完全なる自然の恵みです。
トロナ鉱石は世界各地で産出され、無機物なので排水を汚す事がありません。環境に優しいと言われる石けんと言えども、使いすぎればやはり海や川を汚します。石けんとアルカリ洗浄の併用で、1人でも多くの方がよりナチュラルな暮らしを楽しむようになれたらいいな、と思います。
21:47 | ●暮らし ナチュラルクリーニング | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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