『健康エコナ』は本当に健康か!?
2008 / 09 / 01 ( Mon )
■エコナは本当に健康油なの?花王の食用油「エコナ」。特定保健用食品(特保)のためか、健康を意識して使う方や、自分で買わなくても、お中元やお歳暮でもらったりなど、使っている方も多いと思います。ところがこの『健康エコナ』。発がんの恐れがあること、ご存知ですか?
主成分の「ジアシルグリセロール」は発がん性の恐れがある物質だとういうことが分かってきています。 これは内部告発もあったようですが、厚労省との癒着があるとの噂もあり、それでも未だ「トクホ」認可を全面強調し、事実を隠して販売強行されています。
■合成化学物質が特定保健用食品!?
だいたい合成洗剤のメーカーでもある「花王」が「食品」を作ること自体、一体何を入れてるのかしら? 変な油じゃないの? という疑問が私にはありました。もっと変なのは、「特定保健用食品(特保)」は、植物エキスなど天然由来のものが普通なのに、エコナの主成分『ジアシルグリセロール』は、まぎれもない『化学合成物質』です。このような食品添加物でもあるジアシルグリセロールを、厚生労働省が『特定保健用食品』として薦めている。これってとても変です。
■過大表示? 偽装表示? 紛らわしい…
「エコナ」の商品パッケージには菜種の花や植物やらが描かれています。しかも人工的に合成されたジアシルグリセロールが主成分(80%)なのにも関わらず、裏の表示には「大豆とナタネから出来ている」とあるからまた驚きです。たしかに菜種油、大豆油も微量含むものの、この表示と絵をみて、素直な消費者は鵜呑みにしてしまうでしょう。なんせ「特保」という妙なお墨付きだし。巧みな技とはこういうもの?
■花王エコナの誕生・成分・販売
花王エコナの主成分(全体の80%)にあたる『ジアシルグリセロール(DAG)』という物質は、天然の植物油などに微量含まれているものです。これが体脂肪などの付着を防ぐ効果があると言われているんですね。でも効果的に体脂肪の付着を防ぐためには、天然のジアシルグリセロール(DAG)では、量がどこにも足らないのです。そこで花王は、この物質を化学合成し、高濃度の食用油として用いることを考え付きました。
花王はこの化学合成されたジアシルグリセロールを、なんと80%も使用した人工油を「健康エコナ」と名づけ、厚労省に特定保健用食品として申請。1998年これが承認され、一斉に販売されました。有名人をCMに採用し、メタボリックに悩む消費者の注目を集め、お中元お歳暮戦略にも一番乗り。一般食用油の3倍ほど高価な油ですが、「特保お墨付き」+「健康に良いのなら」とよく売れて、花王は大きな利益を上げてきました。一般の殆どの消費者は、合成化学物質8割も含む、まるで薬品のようなこの油を「健康に良い」と信じて、子どもから年寄りまで皆が食べているのです。
■花王の健康エコナに発がん促進作用の疑い
さて、なぜエコナが危険油なのか、ここから詳しくお話しようと思います。
今から5年ほど前から、「エコナ」に含まれているジアシルグリセロール、これはガン促進因子(プロモーター)じゃない? と疑われていました。2003年6月の厚生労働省の審議会でも、この物質が発がんプロモーターである可能性が、議論されています。ところが三ヵ月後の2003年9月11日、内閣府の食品安全委員会は「ジアシルグリセロール(DAG)の安全性には問題はない」としたのです。
ジアシルグリセロールの発ガン促進作用を調べた試験は3件あります。その内2つは2005年に「国立がんセンター研究所」が公開した、「舌ガンと大腸ガンの試験」です。実験結果は「遺伝子組換えラット(雄)の舌において、傾向解析によって「扁平上皮ガン」のガン細胞増殖を助けるプロモーション(促進)作用が示唆された」というものでした。
実験報告書によると、ジアシルグリセロールには「1・2−DAG」と呼ばれる物質が約30%ほど含まれていて、これが発がん促進作用を及ぼす可能性のある物質として心配されています。
つまり、「エコナ」の主成分であるジアシルグリセロールが、がん細胞を増殖させる、という実験結果が出たのです。です。
■実験結果の波紋
実験結果は、発がん促進作用の可能性をさらに示し、依然として心配が解消されないばかりか、一層大きな疑いを深めました。
厚労省は2005年8月、この実験結果を受け、実験動物数を増やして高用量・長期間にわたる追加実験を実施することを、内閣府の食品安全委員会に依頼しました。厚労省は、発がん性の疑いあるエコナの「特保」認可を停止することなく、「念のため」に追加試験の実施を要請したのです。
この厚労省の追加試験決定は、消費者団体や認識ある消費者に衝撃を与えました。当時はマスコミも取り上げ、新聞にも掲載されたニュースです。アンテナを貼っている方は、エコナがどんな油であるかをイヤでもキャッチしていることでしょう。
■花王の研究でもガン促進を示唆 データ公開拒否
「日本人間ドッグ学会推薦」、「厚生労働省認可のトクホ」をアピールし、エコナが発ガン促進作用の疑いがある成分を含んでいる油である疑惑と事実を、メーカーの「花王」は一切消費者に伝えていません。一部メディアや消費者団体が世間に警告してるのみです。
国立がんセンターでの衝撃の実験結果がでた頃、花王は独自に民間の「DIMS医科学研究所」という発ガン試験の専門会社に委託して、発ガン促進作用を確認するための試験を行なっていまました。この試験報告書は、「ジアシルグリセロール(エコナの主成分)の安全性資料」の添付資料として食品安全委員会に提出されました。
ところが報告書の全文は、食品安全委員会のメンバーのみに配布され、一般には、様々な試験結果を要約した「一覧表だけ」しか配布されませんでした。(どうして?) その一覧表の説明では、「エコナの主成分であるジアシルグリセロールで発ガン促進作用はなかった」と書いてありました。ところがその報告書の試験データをよく見ると、DAGを投与した一部のラットのグループで、腎臓や膀胱など一部では腫瘍が増えていたのです。
「安全性は試験で確認している」と花王は主張してるけど、実は花王自身による研究結果もグレーであることが分かったのですが、この研究結果は国の機関・内閣府の食品安全委員会でも「閲覧は可能だがコピーはダメ」という奇妙な扱いになっています。
認識者や消費者団体などが、花王にデータ公開を要求したところ「出せない」の一本やり。他所の研究には「まだ中間発表だ」とし自社研究は世間に公開せず、それで「安全だから信じなさい」と言う花王。実験方法も、そもそも差がでにくい実験条件で、その結論も実際のデータと食い違っており、色々な面から、疑惑の消えない花王の対応です。
■消費者団体はどうしたか。
「主婦連合会」は厚労省に対し、「ジアシルグリセロールを主成分とした特定保健用食品の承認取消しと、販売停止の要望書」を提出しています。
また内閣府の「食品安全委員会」および「花王」に対しても、「安全性に関する再評価」と「トクホ承認の自主的取消し」、「安全性が明確に確認されるまでの販売停止」などを求めています。その要望書は、
「特保は何よりも安全であることを前提とする」そして、
「安全性を揺るがす実験データが出たこと自体問題なのに、さらに特保としての販売を継続するのは、特定保健用食品制度の信頼性を地に堕す」
としています。「消費者基本法」に明記された「消費者の安全確保の権利」に基づき要求した点も特徴の要望書です。
この一件を『エコナ・トクホ問題』として取り組んできた日本消費者連盟も、「トクホ承認撤回」と「販売停止」を関係機関に求めています。日本消費者連盟・水原博子事務局長は、
「このままエコナをトクホとして食べ続けて、本当に安全性は保障されるのか。速やかな対応を求めたい」と。
食の安全確保調査・提言活動を担う『食の安全・監視市民委員会』」代表は、「発がん物質とは何か、という議論を踏まえてもなお、トクホにこのようながん細胞促進作用(プロモーション)の可能性が指摘されていることは深刻な事態。農薬の毒性を論じるのとはわけが違う。トクホとは何か、その安全性が問われている』と。
■科学者たちはこの一件をどう見ている?
厚労省審議会の場で、花王が提出したデータの不十分性を指摘し、追加試験の必要性を強調した一人である現・食品安全委員会「企画専門調査会」座長・富永祐民さんは、
「依然としてエコナ製品が仮免許の状態にあることを示している。食品の安全性について疑わしきは使用せずが基本で、消費者の不安感にきちんと答えていく必要がある」と。
同じく追加実験の必要性を2年前に主張した共立薬科大学客員教授、現・食品安全委員会「新開発食品専門調査会」委員の長尾美奈子さんは、
「一度許可されたトクホの取下げについては、明らかに取下げる事案がある場合以外は難しい。今回はもう少し実験を重ねて発がんプロモーション作用の可能性を確認することになったのだと思う。消費者はジアシルグリセロールをめぐるこのような指摘や事実関係を知って判断していくことが必要になる」と。
同志社大学教授・京都バイオサイエンス研究所の西岡一所長は、「即刻使用を中止すべき。今回の実験結果を読むとエコナ食品に含まれるジアシルグリセロールの発がんポロモーション作用が、より明確になった。疑わしきは使用しないこと。食べ続けることで発がんの可能性も否定できない」と。
■疑わしきは摂るべからず。過ぎたるは及ばざるが如し
「健康エコナ」のような「トクホ」の食品は、様々な調理に長期にわたって食べ続けることになり、発がんプロモーターの条件を完全に満たしています。しかし実は、発がんプロモーター(促進因子)だからといって、食品への使用禁止をされた例は、世界的に多くはありません。これはプロモーター(促進因子)だけでは発がんしなので発がん物質とはいえないから。そして実験方法や結果の判定が難しいから、などの理由からです。
しかし私達現代人は、食品添加物質だけでなく、タバコの煙、排気ガス、ダイオキシンなど、暮らしの中に微量ながら無数のイニシエーター(ガンのきっかけ)がうごめく時代を生きています。そんな状況の中、さらに輪をかけ新しくエコナの主成分「ジアシルグリセロール」というプロモーター(がんのきっかけ)が作用し続けると、数十年後、がんが増加する可能性は「ない」とはいえないのではないでしょうか。
2005年9月20日、厚労省は内閣省の「食品安全委員会」に、DAGの食品健康影響評価を要請しました。だけど国民の健康を優先するなら、すぐにジアシルグリセロール(エコナ)の「トクホ」認定を取り下げ、販売中止するべき事態ではないでしょうか。「発がんの可能性がある」と指摘された合成化学物質が大量に添加された油を、「健康」を謳い、国が許可した「特定保健用食品」として認可することは、私にはとても理解できないのです。
■エコナの販売中止を求めるが・・・
各消費者団体や有識者たちは、メーカーの花王と、トクホ認可を出している厚生労働省に対し、ずっと、エコナの販売中止、「健康」を謳うことの却下、「特保」認定の取り下げを求めていきました。しかし・・・お国の力は大きいもので、一般的販売者も消費者も、エコナの発がん性の事実を伝えても、、『国の機関の厚労省が許可してるだから、そんなことあるわけない』、「あの老舗の花王でしょ、そんなことあるはずない」という反応が少なくありません。特に販売側は、「売れる」エコナの取り扱いは、「特保」がある以上やめる必要ないし、やめたくないのでしょう。
贈答品としてエコナを必ず取り扱う大手百貨店へも、エコナの危険性と顧客への販売PRを自粛するよう呼びかけていますが、各百貨店からの反応はほとんどが、「特保認定の商品だし、売れるし、未だ被害例はでたない。販売中止するには根拠に欠ける」というような回答でした。消費者の健康より売上げ重視?
■エコナの表示にはこう書かれています
品名:食用調理油
原材料:植物性加工油脂、グリセリンエステル、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、
(原材料の一部に大豆を含む)
関与成分:ジアシルグリセロール 80g(100gあたり)
---------------------------
また特記事項として、
●摂取の方法及び摂取量:調理用の油として、普段ご使用の食用油と同じ量でご使用になれます。(日本人の食用油の摂取量は10〜12.5g/日です。)
------------------------------------
他の一般的食用油には、摂取量など記載されていません。肥満の方への呼びかけのつもりでしょうが、見方を変えると「発ガン物質含むからとりすぎ注意」にも聞こえます。まるでタバコのパッケージみたい。
■じゃあどの油を食べたらよいの?
加工度の高い人工的な油は、常食するにはリスクが高すぎます。まずは、化学的に抽出された油は、健康のためにやめた方がよいでしょう。昔からある圧搾法(実を絞って油を抽出する方法)で取り出した油には、胡麻油やオリーブ油、椿油などがあります。とかく薬品に頼らない製法のものを選んでください。(昔はそういう油しかなかったんですがね) 「圧搾」とか「1番絞り」と掻いてるのが選ぶ目安になります。あとは、良質の油を作る生産者を覚えておいて、そこの油を選ぶようにすると良いです。
■知らないことは怖いこと
100%であるとは言えませんが、たとえ1%でも危険性があっては絶対許されません。とかくこの「エコナ」の主成分のジアシルグリセロールは、人類が長時間摂取し続けた事の無い未知の油です。 「特保」を認定されている所もやっかいです。発ガンの恐れがある人工油に「特保」がついて、商品名に「健康」もつけて、実に消費者を惑わせる油。雪印、不二家なんて生温い 結果では済まされない自体が起こりうるかもしれないのです…
こういう事実を、知らないより知った上で、この油を食べるかどうか、あなた自身が判断するべきです。1番怖いのは、こういう油であることを「知らない」で、広告と「特保」という印籠を鵜呑みにしてしまうこと。
しかも「エコナ」は総トランス脂肪酸が5.2 % ! 欧米では、水素添加で油を抽出した油に含まれる「トランス脂肪酸」を多く含むオイルを、健康を害する油、として、国を揚げて摂取規制し警告を出しています。代表的なものは「マーガリン」です。あとは「ショートニング」や、コーヒーフレッシュもトランス脂肪酸含む、ヘキサン溶剤や水素で人工的に無理やり油にした「化学合成品」です。
広告費を沢山払ってくれるスポンサーは、マスコミにとっても大事な お客様だし、国もトクホの認可したからには今さら取り下げられない、というのもあるでしょうし(癒着の疑惑もあり)、腐った日本の企業社会を見ている感じです。
参考文献
「消費者リポートNo1241号・2003年11月17日」
「消費者リポート第1312号・2005年9月15日」
「二ッポン消費者新聞2005年11月7日」
●ジアシルグリセロール(DAG)の安全性(花王公式サイトより)
↑ジアシルグリセロールの安全性は歌っていますが、それが1,2-DAGか1,3-DAGかは一切公表していません。実際にDAGの安全性は確認されていても、エコナ自体の安全性は何も検証していません。トクホという医薬品の基準で考えれば、食品なのにその程度の検証しかしていないということです。
●My News Japan
●live door news
●WEBニッポン消費者新聞
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コメント
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yururiさん、コメントありがとうございます★
ついにエコナ、販売自粛ですか・・・
いずれはこうなるだろう、と思っていました。
yururiさんのサイト拝見しました。
当サイトのエコナの記事、リンクしていただいてOKですよ。
記事中に当サイト記事引用される場合は、
引用元記載お願いしますね★
ぜひまたご訪問ください♪
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うり坊さん、コメントありがとうございました。
最近手つかづでいるこのブログが、昨日と今日で
過去最高アクセス数になっているので、
何かと思いきや、「花王エコナ」だったのですね!
驚きました。
消費者は、アンテナを張らずに浮世の流れに身を任せていると、
とんでもないことに巻き込まれる事がある時代です。
物事を疑って掛かるのはよくないし、嫌なことなんですが、
これだけ物と情報があふれる日本では、
ホンモノを見極める技がないと、恐ろしいことになりかねません。
知らない事が1番怖い事
だと私は思っています。
新型インフルエンザにしても、エコナにしても、
私は2年以上前から、限りなく黒に近いグレーだと思ってきました。
それにしてもエコナ・・・、マスコミ報道の力はスゴイですね!
他にも一般消費者が知らされていない物事、商品が溢れているので、ご注意を・・・!
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今日のニュースを見て、検索してたら、ここに着きました。
はじめまして。
で、エコナ全商品販売自粛をすると流れていました。
回収はせず販売停止。。。
ん〜最後まであがきますね。
はじめまして。
で、エコナ全商品販売自粛をすると流れていました。
回収はせず販売停止。。。
ん〜最後まであがきますね。
はじめまして。
私も病気の経験から、自然な生活をおくっています。
エコナの油などトクホ商品のことについて、ブログで書きたいと思っていましたが、どこまでどのように書いていいか難しく迷っていたところ、こちらにたどり着きました。
私のブログで紹介させていただいて宜しいでしょうか。
よろしくお願いします。
私も病気の経験から、自然な生活をおくっています。
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エコナの油に発がん性の疑いがある物質が含まれているというニュースが流れていますね。
この件に関しては、以前から言われており、いろんな...
2009/09/17 (Thu)
20:45 | こころから元気
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